管理された水を安定供給
医療用手洗い装置は患者への二次感染防止のために医療従事者が使用する装置です。
各診療部門ごとに手洗い水の要求水質は異なります。
使用部門 | 用途 | 使用水基準 |
・手術部 | ・手術前後の手洗い | 滅菌水または水道水 |
・中央滅菌材料部 | ・滅菌前器具などの洗浄 | 精製水相当 |
・中央検査部 | ・容器、器具の洗浄 ・一般化学分析及び自動分析器用 | 精製水 |
・ICU、CCU ・救急処置室 | ・処理前後の手洗い | 滅菌水 |
弊社では、手術用手洗い水は衛生的で安心安全の滅菌水、または“管理された水”を実現する電解水をご提案します。
難しい手洗い水の衛生管理
水道事業者からは衛生的な水が供給されていますが、供給された後でも、水道法施行規則で「給水栓(末端蛇口)における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持するよう」と規定されています。
しかし、遊離残留塩素濃度は様々な要因で低下します。
受水槽には基準値以上で給水されますが、熱・紫外線・汚染物質などにより手洗い装置から塩素濃度が限りなく低い水が出ることがあり、事業者による衛生管理が必要となります。