冷却水処理薬剤濃度の安定管理
冷却水処理薬剤を用いて冷却水系統における3大障害(スケール障害、スライム障害、腐食障害)を抑制するには一定以上の薬剤濃度の保持が必要です。
そのため、これまでに薬剤濃度を安定管理したい、薬剤の無駄をなくしたいなどとお考えになられたことはありませんか?
様々な薬剤注入方式の特徴と、薬剤使用量を最適化できるシステムをご紹介します。
TOHZAIの薬剤濃度監視装置ソリューサー1000は、薬剤濃度の過不足をなくして薬剤濃度を安定管理するだけでなく、薬剤不足による障害発生と薬剤の無駄を省き、薬剤の持つ効果を十分に発揮させます。
薬剤濃度を適正にしたい
冷却水系統の薬剤注入には下表のような方式があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
「タイマー注入」方式は安価で最も普及していますが、薬剤濃度の安定管理は難しく、過剰に薬剤を浪費しているおそれがあります。
「補給水比例」「リアルタイム制御」の2つの方式は「タイマー注入」と比較して、機器の導入コストこそかかりますが、薬剤濃度の安定性や薬剤コストの削減面に優れます。
弊社が最もお薦めする方式は、薬剤濃度の安定性に最も優れる「リアルタイム制御」です。
| タイマー注入
| 補給水比例
| リアルタイム制御
|
薬剤濃度の安定性 |
△ |
○ |
◎ |
薬剤コスト削減 |
△ |
○ |
○ |
機器導入コスト |
○ |
△ |
△ |
リアルタイム化された薬剤濃度制御
システムの導入は簡易であり、ソリューサー1000にサンプル水を通して薬剤注入装置と接続するだけです。
薬剤濃度の測定部は汚れが付着しにくい構造のため、校正・洗浄頻度は最低限に抑えることができます。