
R&D CONSULTING
TOHZAIの亜臨界水処理
subcritical water
受託試験・研究
コンサルティング
バッチ式亜臨界水処理装置や連続式亜臨界水処理装置を使用した受託試験を請け負っています。
受託試験により、実用化の第一段階でもある処理方式の検討や、連続処理装置化などに資するデータをご提供いたします。


受託試験装置
TOHZAI で所有する装置は、
ラボでの小規模実験からの最初のステップアップに使用する「バッチ式亜臨界水処理装置」。
実際の製造装置を見据えた試験を可能とする「連続式亜臨界水処理装置」が存在します。
バッチ式亜臨界水処理装置

ラボレベルでの数ccの試験からのステップアップや、粗大な固形物を対象にした試験にも対応することが可能です。
重量のある圧力容器や冷却用水槽などを電動リフトで上下させる機構を装備し、作業性も高くなっています。
装置概要
- 反応容器:
- 2L(実処理容量1~1.5L程度)
- 最高処理温度:
- 250℃
- 最高処理圧力:
- 6MPa
連続式亜臨界水処理装置

ラボでの試験を基に、実用化を見据えたデータを取得できるベンチプラントです。
スラリー等の処理試験も可能となっています。
5台のポンプを連動させることで、系内の圧力を安定化させ、精度の高いデータ取得が可能な構成を実現しています。
装置概要
- 最大処理流量:
- 10L/h(スラリーとして)
- 最高処理温度:
- 300℃
- 最高処理圧力:
- 15MPa
- 加熱保持時間:
- 最長60分
試料の調整や、試験サンプルの後処理等を目的とした基本的な器具類を備えております。
その他の試験設備
試料の調整や、試験サンプルの後処理等を目的とした基本的な器具類を備えております

トラック乗り入れでの
試料搬入が可能
連続装置を使用した試験では、100L単位の試料が必要となります。
原料の粉末を入れたフレコンバッグやスラリーを入れた大型タンクを、トラックの荷台に乗せたまま建屋内に進入し、天井クレーンやフォークリフトで搬入することが可能です。

簡易なラボスペースでの
試料調製等が可能
バッチ式装置での亜臨界水処理試験に必要な撹拌・分散・溶解・加水などの試料調製や、処理前後の試料観察・記録が可能な簡易ラボスペースを併設しています。
さらに、冷蔵・冷凍保管設備も備えており、試料の一時保管にも対応します。

小容量の回収試料の乾燥・
濃縮等に対応
ラボスペース内には、恒温乾燥機とロータリーエバポレーターを設置しています。
回収した試料の固形分は、吸引濾過で分離した後に乾燥処理が可能です。
また、液成分はロータリーエバポレーターを用いた濃縮や乾燥に対応しています。
※回収処理溶液の性状によっては対応できない

TOHZAIの
亜臨界水処理受託試験
実験計画の立案から試験実施まで、お客様のご要望に沿った開発を行います。

亜臨界水処理の1stステップ
亜臨界水技術は特殊な高圧技術を伴うため取り扱いが難しく、国内で処理を行っている試験機関や大学も限られるため、相談先が少ないのが現状です。
TOHZAIでは、実験計画の立案から試験実施まで、お客様に寄り添った開発フォローが可能です。

事業化・ステップアップを見据えたスケールアップ
TOHZAI で所有する装置は、ラボでの小規模実験からの最初のステップアップに使用する「バッチ式亜臨界水処理装置」と実際の製造装置を見据えた試験を可能とする「連続式亜臨界水処理装置」の2つを有しており、ラボスケールからベンチスケールまでのシームレスな開発検討を可能としています。
受託試験までの流れ
01
お問い合わせ
まずはお客様にて想定されている内容についてお聞かせください。
同時に秘密保持契約の締結も可能ですので、必要に応じてお申し付けください。
02
試験条件等の検討
お客様で検討された内容、参考文献をご提示下さい。
併せて、当社内でも調査・検討を行い、試験方針・条件についてご提案いたします。
03
実証試験の実施
実験サンプルを送付いただき、当社装置で受託試験を実施します。
当日立ち合いも可能で、試験条件の変更にも対応します。
※後処理(ろ過、乾燥等)にも適宜対応可能です。
04
サンプルの返送
処理サンプルを返送しますので、最終的な評価や分析などを実施下さい。
結果について共有頂ければ、再度ディスカッションも承ります。
亜臨界水処理に関する
お悩みはTOHZAI にお任せください
-
サンプルの処理を試したい
-
処理条件の最適化を検討したい
-
亜臨界水技術を導入したい
-
実機設計の基礎検討を行いたい