Facility

雨水処理設備

Rain water 

雨水を適切に利用するために

雨水の貯留や水洗便所、散水などの用途への利用を推進することで、水資源の有効活用を図るとともに、河川などへの雨水の集中的な流出を抑制することが求められています。
一般的な建築物で雨水を利用する際には、利用用途や形態に応じて、関連法令を遵守しながら適切に水質管理を行うことが必要です。

システム設計方法

01

集水施設の能力を決定する

屋根面積と地域降水量により集水量を決定する

02

貯留施設の能力を決定する

集水量と利用量から貯留槽容量を決定する

03

処理施設の能力を決定する

利用量に応じたろ過装置と塩素消毒装置を選定する
関係法令:「雨水の利用の推進に関する法律」「建築物衛生法」 

求められる水質雑用水の基準(建築物環境衛生管理基準)

用途項目 散水、修景、清掃用水 水洗便所用水
基準値 検査の頻度 基準値 検査の頻度
pH値 5.8以上-8.6以下 7日以内に1回 5.8以上-8.6以下 7日以内に1回
臭気 異常でないこと 異常でないこと
外観 ほとんど無色透明
であること
ほとんど無色透明
であること
大腸菌 検出されないこと 2月以内に1回 検出されないこと 2月以内に1回
濁度 2度以下 2月以内に1回
遊離残留塩素 0.1mg /L 以上 7日以内に1回 0.1mg /L 以上 7日以内に1回
  • ※:供給する水が病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合、病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を多量に含むおそれがある場合は、0.2 mg/L 以上
  • 散水、修景、清掃用水に供する雑用水には、し尿を含む水を原水として使用してはいけません。
  • 水洗便所用水への供給水が、手洗いやウォシュレット等に併用される場合は、飲料水としての適用を受けます。

設計上の留意点

屋上緑化の肥料や屋上冷却塔の排水が混入しないように集水する。
降雨量減少時にろ過装置の衛生性を保つため、洗浄水を処理水槽から取水する。
免震階や貯留槽の高さ、水槽間の距離が大きい場合は水中ポンプを採用する。

TOHZAIが選ばれ続ける理由

豊富な製品ラインアップとワンストップソリューションによる迅速な対応力で、

多くのお客様に選ばれ続けています。
お客様の現場を深く理解し、水質や現場状況に適した薬剤選定やラボ試験、

カスタマイズにも対応し、ニーズや課題に真摯に向き合います。

  • 01

    病院や庁舎など

    全国で420件以上の
    豊富な実績

  • 02

    利用用途・設置場所
    に応じた

    柔軟対応

  • 03

    全国各地の事業所
    による

    アフターサービス

  • 04

    自動塩素滅菌装置
    災害用浄水装置

    豊富なラインアップ

関連製品

お客様の現場状況に合わせた水処理薬剤や管理装置などのツールを取り揃えております。
雨水の水処理はTOHZAIにお任せください。

多様なバリエーションを有した処理装置

ユニット型ろ過装置
サワフィルターCFP

用途・処理量に対し、適切な機種から選定することが可能です。
装置構成機器が少なく、シンプルな操作性とメンテナンス性に優れています。

より安全な水質を得るために

自動塩素滅菌装置
ステリライザー SB

系内の残留塩素濃度を計測し、濃度に応じて薬注制御を行うので、残留塩素濃度を一定に管理する事が可能です。
残留塩素計は特殊電極を採用し、高pH領域等でも安定した測定が可能です。

様々な注入方式に対応

薬品注入装置
サワコンSY

高機能でコンパクト・軽量なユニット型薬注装置となります。
雨水処理などの二次滅菌を行うに際し、タイマー注入や補給水比例注入等の様々な注入方式に対応します。

その他関連製品

導入事例

当社では数多くの導入事例がございます。詳しくはお問い合わせください。

国及び独立行政法人等の建築物

用途
散水・潅水
集水面積
4,000㎡
貯留槽
100㎥
ろ過能力
8㎥/h
計画量
5,500㎥/年

工場

用途
雑用水
集水面積
17,000㎡
貯留槽
100㎥
ろ過能力
12㎥/h
計画量
25,000㎥/年

事務所、ホテル等複合施設

用途
水洗便所用水
集水面積
3,200㎡
貯留槽
70㎥
ろ過能力
4㎥/h
計画量
2,000㎥/年

これまでに培ってきた水処理、メンテナンスなどに関する技術・ノウハウ・解析力で、

各種設備の最適化をサポートするアフターサービスの体制を整えています。

これまでに培ってきた水処理、

メンテナンスなどに関する技術・ノウハウ・解析力で、

各種設備の最適化をサポートする

アフターサービスの体制を整えています。

専門エンジニアによる維持管理

経験豊富な営業員が現場を訪問し、水質状況の確認や現場機器のメンテナンスを行い、設備の維持管理をサポートします。
さらに、工業用内視鏡などの各種検証ツールやIoT技術を活用し、状況を把握します。

各種分析

グループ内には分析・試験機関が設置されており、各種水質分析、菌類検査、試料の定性分析などを実施することが可能です。
また、様々なラボ試験を行い、課題解決や最適な水処理のサポートを行います。

自社工場

機器・薬剤製造を自社工場で行い、独自の品質チェックで、高品質な製品を提供します。
さらに、試験・分析センターも同拠点に集約し、一貫した連携システムでお客様のご要望に迅速にお応えします。