公衆浴場においてレジオネラ症感染事故が多発したことを受け、厚生労働省は塩素系薬剤を使用した衛生管理を強化するよう徹底した指導を行っております。なかでも、浴槽水中の遊離残留塩素濃度を頻繁に測定し、常時0.2~0.4mg/L程度を保つように指導されております。しかし、残留塩素濃度の測定に適用されているDPD法は、もともと水道水を対象水とした測定方法であり、温泉水等不純物が多量に混在している場合やpH水が水道水の基準(pH:5.8~8.6)から大きくかけ離れている場合、浴槽水中の残留塩素濃度の測定には適用が困難であることが最近になって解明されてきました。
[DPD法の問題点]
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これらDPD法の欠点を克服すべく、残留塩素濃度の測定法に新たな技術を取り入れ開発されたのが「オンサイトラボCL101」です。
[特徴]
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残留塩素濃度の測定にSBT法を採用
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試薬の交換で7項目の測定が可能
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デジタル表示のため測定時間が短縮
[測定範囲]
0.01~2.00 [mg/ℓ] | 0.01 [mg/ℓ] |
0.01~4.00 [mg/ℓ] | 0.01 [mg/ℓ] |
6.50~8.40 [-] | 0.01 [-] |
0.05~0.30 [mg/ℓ] | 0.01 [mg/ℓ] |
オンサイトラボCL101