ボイラ設備が稼働停止になる前に
ボイラのスケール障害にお困りではありませんか?
スケール障害は熱源設備のパフォーマンスを大きく損なうだけでなく、障害の進行度合いによっては設備破損やプラント休止に繋がることもあります。
スケール障害の原因、機器への影響とを合わせて、対策となるTOHZAIの水処理をご紹介します。
缶内にスケールが
スケールは、水中に含まれる硬度成分(カルシウム・マグネシウム)が難溶性物質として熱交換部に析出したものです。
ボイラにスケールが付着する原因は、硬水軟化装置の樹脂再生不良による硬度リーク、水の過剰濃縮や熱交換部からの硬度成分の持ち込み、処理薬剤の濃度不足など様々な理由が考えられます。
ボイラの缶体にスケールが付着すると、設備に様々な悪影響を与えます。
■スケールおよびその他物質の熱伝導
すす | 0.06 ~ 0.1 |
油脂 | 0.1 |
スケール | 0.2 ~ 2.0 |
軟鋼 | 40 ~ 60 |
一般に、スケールが1mm付着した場合、伝熱面の熱伝導率が低下して、燃料使用量を3.5%程度増加させると言われています。
さらにスケール付着が多くなると、キャリーオーバー、膨出、裂開、破裂の事故に至ることもあるため、注意が必要です。
スケール障害対策として、TOHZAIは日常管理による予防をお薦めしています。
スケール付着を防ぐために
スケール障害を予防する日常管理として、以下の実施をお薦めします。
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硬水軟化装置の再生サイクル見直し
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使用水質に応じた適切なブロー率、適切な処理薬剤への見直し
TOHZAIのボイラ水処理薬剤は、ベスコン・
ニューベスコンシリーズなど様々な水質、機器に対応した豊富なラインナップを取り揃えております。
また、一度付着したスケールでも、通常運転中の処理薬剤に加えて、スケール除去薬剤ハイクリーンシリーズを添加することで、除去することが可能です。
詳細はご相談ください。