ろ過装置単体では、プールにて発生する濁質を捕集できる割合は小さくなります。濁質を凝集剤にて大きな固まりにして(フロック化)、濁質の除去精度を向上させる必要があります。
一般に、ポリ塩化アルミニウム(PAC)、ポリ硫酸アルミニウム(硫酸ばんど)、高分子凝集剤が使用されます。使用される薬剤は、人体が直接触れ、また飲む可能性があるプールにて使用するものですので、食品添加物もしくは日本水道協会規格に準拠した薬剤であることが望ましいことは言うまでもありません。
プールの遊泳者数、ろ過装置の種類等により適切な注入量が存在します。注入量の不足は、凝集不良によってろ過精度が低下し、また注入量の過剰は、ろ過装置より処理した水とともに漏れだしてプールに達し、プールの中で凝集効果を発揮してプールが濁る原因となります。
凝集剤には適切な凝集効果を発揮するpH域が存在します。適切なpH管理はプールの清澄度を向上させます。