冷凍空調機器の水質基準と水質管理方法のガイドラインとして、「JRA-GL 02 冷凍空調機器用水質ガイドライン」(1994年制定)が認知されています。
この指針は水処理薬剤を使用しない事が前提とされているため、水処理薬剤を使用する多くの空調設備現場では、薬剤を使用する場合の指針に対する要望が高まっておりました。
そこで“(社)日本冷凍空調工業会(JRAIA)”は、薬剤使用時の空調用水処理指針を新たに作成することになり、弊社もガイドブック検討分科会に参画いたしました。
空調用水で生じる障害の発生要因と水処理薬剤による対策のほか、JRA-GL 02には記載されていなかった、レジオネラ属菌に関する知見や処理方針、吸収式冷凍機、ターボ冷凍機における保守管理に関しての処理指針、運転管理者向けの業務チェックシート等を記載して、水処理薬剤による管理の重要性、日常的な点検、メンテナンスの必要性を訴える内容となっております。
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