テクニカルインフォメーション
TECHNICAL INFORMATION
冷凍機は停止中が最も危ない!
冷房シーズン終了後に停止する開放循環式冷却水系統では、冷凍機(冷温水発生機)の銅チューブや水室、冷却水循環配管の腐食に注意が必要です。
停止する事で冷凍機に新たな冷却水処理薬剤が補給注入されないため、防錆効果が低下する上、スライムが繁殖しやすい状態となります。その為、長期間(1~6ヶ月間)停止する場合は極力、堆積物を除去した状態で腐食抑制効果のある防錆剤を添加して、満水保管を実施する事をお奨め致します。

【保管処理薬剤の特徴】
①亜硝酸系・アゾール系防錆剤とチアゾリン系殺菌剤により、防食効果およびスライムの繁殖を抑制します。
②亜硝酸系防錆剤は、鋼管に強力な不動態皮膜を形成します。
③アゾール系防錆剤は、銅および銅合金系統に対して優れた防食効果を発揮します。
④チアゾリン系殺菌剤は、塩素系殺菌剤と比較して、有効成分が長時間効果を維持します。
⑤毒劇物・PRTR法に該当しません。
銅チューブの腐食
銅チューブの腐食
冷凍機水室の腐食
冷凍機水室の腐食
※腐食速度