コージェネ用水処理剤「エコロブライト」シリーズ
2月1日より発売開始
エネルギーの高効率化と環境保全を目的としてのコージェネレーションは、電気と熱エネルギーを供給する21世紀の分散型エネルギーとして、国や関係機関からのバックアップと規制の暖和などにより民間への導入がいよいよ盛んになってまいりました。
特に最近では、都市ガスを利用した、マイクロタービンコージェネレーションシステムや燃料電池コージェネレーションシステムなどの小型発電システムが注目され、今まで規制の問題や瞬時停電の発生などで導入が困難であった小規模の需要家向けにも導入がはかられることとなってきております。

これらのコージェネレーションシステム向けの水処理としましては、
各エンジンから排出される高温排ガスの熱回収
排熱回収ボイラ(蒸気ボイラ)→ボイラ給水処理
排熱回収温水ボイラ→腐食抑制
排熱投入型吸収冷温水型→冷却水処理・排熱温水側腐食抑制
エンジンジャケット水→腐食抑制
放熱用冷却水→冷却水処理(ガスタービンエンジンの場合冷却水不要)
等が挙げられます。

前記処理のうち、①~③の処理につきましては、従来のボイラ水処理薬剤、冷温水処理薬剤、空調用開放循環系冷却水処理薬剤での使用が可能でありますが、④の放熱用冷却水の処理につきましては、エンジンの出力を維持するための温度調整機能(ジャケット水温度、インタークーラー温度水を調整するための機能)により放熱冷却水の循環水量がコントロールされてまいります。このため空調用と比較して冷却水の温度も高く、冷却塔での温度差(例えばディーゼルエンジン48℃ - 35℃)も大きくなることになり、空調用冷却水と異なった処理水及び薬剤の選定が必要となってまいります。処理の特徴としてしては次の様になります。

軟鋼及び鋼、銅合金をはじめ他の金属に対しても優れた防食効果を持つこと。
非金属材質に対し影響を与えないこと。
硬度及びシリカ等スケール分散効果に優れ、高温(90℃以上)においてもその効果が安定していること。
スライムなどの防止及び抑制に優れ、レジオネラ属菌に対しても殺菌効果を持っており、高温においてもその効果が安定していること。

以上を満足する薬品として、今回新しく「エコロブライト」シリーズ薬剤を整えました。

エコロブライトMH-610
冷却水処理剤作    用
複合処理剤
エコロブライト
MH-610
腐食防止
スケール付着
抑制(分散)
スライムコントロール
複合処理剤
エコロブライト
MH-620
腐食防止
スケール付着
抑制(分散)
スライムコントロール
防食スケール防止剤
エコロブライト
CL-61
腐食防止
スケール付着
抑制(分散)
防食スケール防止剤
エコロブライト
CL-62
スケール付着
抑制(分散)